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下ネタ広告
もうずいぶん昔の話ですが、CMディレクターの川崎徹さんのトークライブを見たことがありました。名古屋市公会堂だったかな? なんで見に行くことになったんだったかもよく覚えていないんですが、そのとき川崎さんが「下ネタ(という言葉じゃなかったような気もするけど)をテーマにしたCMを作れば注目されるのは簡単だけど、自分はそういうものは嫌いだし、作りたくない」と言っていたのが妙に印象に残っています。当時ちょうど話題になっていた「私はこれで会社を辞めました」という禁煙パイポのCMを不快に思っていたようで、実例に挙げてコキ下ろしていました。

僕はもともと、広告にかぎらずオリジナリティとかポリシーのないものづくりなんてものづくりじゃないと思っていたので(いまよりさらに頑固だったんです)、川崎さんの話にはとても共感できました。その後、たまたま広告を作る仕事に就いたものだから、下ネタ禁止は僕の仕事のポリシーのひとつになりました。いや、下ネタ自体は決してキライではないんですよ。そこに愛情とかセンスとかインテリジェンスとかが加わって、ウィットに富んだ笑いを構築できれば、それはそれでアリだと思うんです。でもただ単に下ネタに頼って興味をひこうとするのはやっぱりねぇ・・・。

*   *   *

最近、下ネタのせいで打ち切りになったCMが二つばかりあったことを知り、そんな昔の出来事を思い出したのでした。「うす焼えびせん」のCMは地元で流れていたのに一度も目にしていませんでした。ニュースを読むかぎりではどうやらその類のようですから、苦情もいたしかたないのでしょうね。「からだ巡茶」の方は、このCMにかぎらずシリーズを通して、下ネタに引っ掛けたコピーでいやらしいなぁと思ってました。この商品ってメインターゲットは女性じゃないの?と疑問に思っていたので、案の定という感じです。広末ちゃんはかわいいし、映像もキレイなのにもったいない。

*   *   *

ずっと広告の仕事してきて改めて思うのは、広告はやっぱり、愛ですよ、愛。愛のない広告はある意味公害。それを時代錯誤というなら時代が間違っとるとオッサンは思うのです。

ミノルです -広告-

川崎徹氏、多感な80年代を生きてきた僕(たち?)にとって重要な人です笑
川崎さんにしろ、糸井さんにしろ、従来の広告ではありえなかったことに挑戦し続けながらも、常に上品であり続けた方たちで、時にはスマートに。時には下世話に「上品」だったんではないかと。
上品でありながら過激であるというのはすごくカッコいいことだと思います、広告でも音楽でも文学でもね。

「からだ巡茶」に関しては、作り手、あるいはメーカーとしては読み違ったんだろうと。たぶん、今ならいけるんじゃじゃないかと思ったんだろうけど、彼らからすると世間は意外に保守的でクレームがバンバンきちゃいましたということでしょう。

まず思うのは、彼らが少しでも女性学かじってれば一度考え直す機会はあったんではないかということ。
広告がリアルタイムかつマスに市民をターゲットとする商売である以上、職業上必要な知識だと思います。このご時世だもの。
あまりにも鈍感すぎる。

もうひとつは彼らはどこかであまりにも限定されたターゲットしか見えていなかったんだろうなと。
当然ながら広告はある性別、あつ年齢層をターゲットとして企画するものなんだけど、製作の過程でそれ以外の視聴者をちょっと忘れてしまったんだろうなという気がします。
実情は知らないけど、恐らくクレームを送ってるのはターゲットであろう都市生活を送る20-30代女性たちではないでしょう。
もう少し上の、例えば子供を持つもう少し高い年齢層だったり地方のかただったりする可能性が高いのでは(違ったらすみません)
そういった方々がどう感じるのか想像できなかったとすればあまりに近視眼的だと思います。

これは特定の広告の話ではないのだけれど、電車の中や雑誌となどいろんな場面で広告を見て思うのは、これ作ったやつちゃんと見直してないな、ってことです。コピーもデザインも。もひとつ言えばお笑いも。
コピーだと、句読点の打ち方、デザインで言えば余白の取り方、お笑いはまあいいや笑、そんなところが中途半端なまま本テイクになってるものがすごく多い。
昔の広告がそういったところにすごく気合が入ってたように感じるのはひいき目でしょうか?

その昔、糸井さんの「おいしい生活」ってコピー見て、これ考えるのに何十個ボツにしたのかなって考えた。
天才糸井でも5個や10個考えて出るコピーじゃないもん。
もし今の広告屋ががおなじくらいボツ原稿持ってるんであれば
それはもう才能の違いといえるのかも知れないけど。

ふと思い出したのがトヨタ自動車の社訓に5回考え直せみたいなモノがあるらしい。
トヨタ、好きじゃないけど間違ってはいないかも。

【私信】
年末年始は行けなくて申し訳ない。
近いうちに帰ります。




snappi --

お久しぶりです(笑)>ミノルさん
ちゃんとブログ見てくれてたんだね~。サンキューです。
広告って、あまり広いターゲット気にしすぎると弱くなっちゃうけど、
だからといってターゲット以外は関係ない、ではまずいですよね。
以前、クレームが多いほど契約も多いという話を聞いたと書きましたが、
できれば高インパクトと好印象を両立させてほしいものです。
それがまた広告制作の面白いところだと思うんですが・・・
そのためには手間もかかるし、わかってくれない広告主も多いだろうし、
実際、作っている方々は大変なのでしょう。

【私信】
次はいつかな? 会えるの楽しみにしてます。


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川崎徹氏、多感な80年代を生きてきた僕(たち?)にとって重要な人です笑
川崎さんにしろ、糸井さんにしろ、従来の広告ではありえなかったことに挑戦し続けながらも、常に上品であり続けた方たちで、時にはスマートに。時には下世話に「上品」だったんではないかと。
上品でありながら過激であるというのはすごくカッコいいことだと思います、広告でも音楽でも文学でもね。

「からだ巡茶」に関しては、作り手、あるいはメーカーとしては読み違ったんだろうと。たぶん、今ならいけるんじゃじゃないかと思ったんだろうけど、彼らからすると世間は意外に保守的でクレームがバンバンきちゃいましたということでしょう。

まず思うのは、彼らが少しでも女性学かじってれば一度考え直す機会はあったんではないかということ。
広告がリアルタイムかつマスに市民をターゲットとする商売である以上、職業上必要な知識だと思います。このご時世だもの。
あまりにも鈍感すぎる。

もうひとつは彼らはどこかであまりにも限定されたターゲットしか見えていなかったんだろうなと。
当然ながら広告はある性別、あつ年齢層をターゲットとして企画するものなんだけど、製作の過程でそれ以外の視聴者をちょっと忘れてしまったんだろうなという気がします。
実情は知らないけど、恐らくクレームを送ってるのはターゲットであろう都市生活を送る20-30代女性たちではないでしょう。
もう少し上の、例えば子供を持つもう少し高い年齢層だったり地方のかただったりする可能性が高いのでは(違ったらすみません)
そういった方々がどう感じるのか想像できなかったとすればあまりに近視眼的だと思います。

これは特定の広告の話ではないのだけれど、電車の中や雑誌となどいろんな場面で広告を見て思うのは、これ作ったやつちゃんと見直してないな、ってことです。コピーもデザインも。もひとつ言えばお笑いも。
コピーだと、句読点の打ち方、デザインで言えば余白の取り方、お笑いはまあいいや笑、そんなところが中途半端なまま本テイクになってるものがすごく多い。
昔の広告がそういったところにすごく気合が入ってたように感じるのはひいき目でしょうか?

その昔、糸井さんの「おいしい生活」ってコピー見て、これ考えるのに何十個ボツにしたのかなって考えた。
天才糸井でも5個や10個考えて出るコピーじゃないもん。
もし今の広告屋ががおなじくらいボツ原稿持ってるんであれば
それはもう才能の違いといえるのかも知れないけど。

ふと思い出したのがトヨタ自動車の社訓に5回考え直せみたいなモノがあるらしい。
トヨタ、好きじゃないけど間違ってはいないかも。

【私信】
年末年始は行けなくて申し訳ない。
近いうちに帰ります。



【2008/01/24 03:57】 URL | ミノルです #8Ovpey.M [編集]


お久しぶりです(笑)>ミノルさん
ちゃんとブログ見てくれてたんだね~。サンキューです。
広告って、あまり広いターゲット気にしすぎると弱くなっちゃうけど、
だからといってターゲット以外は関係ない、ではまずいですよね。
以前、クレームが多いほど契約も多いという話を聞いたと書きましたが、
できれば高インパクトと好印象を両立させてほしいものです。
それがまた広告制作の面白いところだと思うんですが・・・
そのためには手間もかかるし、わかってくれない広告主も多いだろうし、
実際、作っている方々は大変なのでしょう。

【私信】
次はいつかな? 会えるの楽しみにしてます。
【2008/01/24 10:44】 URL | snappi #4IUGW3HE [編集]

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