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フレンドシップ


グルーヴ
おけん氏の「グルーヴを身につけるには」に反応して、自分なりに考えてみた。大して楽器を弾けるわけでないし、最高のグルーヴを感じるような演奏もしたことがないと思うので、ひとまず、いままでにグルーヴを感じた音楽と感じなかった音楽を思い出してみる。それは概ね、僕が惹かれる音楽と僕の肌に合わない音楽に置きかえられるような気がする。

*   *   *

僕が惹かれる音楽は基本的に「裏のリズムが感じられる演奏」である。別にレゲエやスカのように「♪ン・チャ・ン・チャ」というリズムが好きだということではない。ロックでもポップスでも演歌でも民謡でも、ちゃんと偶数拍にアクセントのある演奏になっているかどうか。4ビートや8ビートの曲でも16拍以上の裏のリズムが聞こえるかどうか。

以前見たテレビ番組で、絢香さんがドリカムのバックコーラスをしていた。歌唱力もソウルも持っている彼女だが、コーラスがどうにもしっくりこない。美和ちゃんのヴォーカルやバックの演奏とリズムが合っていないのだ。よーく画面を見ていたら、彼女は偶数拍ではなく奇数拍でリズムをとっていた。1・3・5・7・・・なるほどー、僕がいままで彼女に抱いていた違和感はこれだったのだなーと思った。

ドリカムといえば、『LOVE ROCKS(初回限定版)』のオマケDVDでも同じようなことを感じた。『PROUD OF YOU』のコーラスパートを練習するシーン。コーラス担当の女の子たちがどうしても走り気味&前ノリ気味になってしまい、美和ちゃんのリズムに合わせられない。美和ちゃんからあれやこれやとアドバイスを受けながら、何度も何度も繰り返して、ようやくリズムが揃う。「そう!それ!」僕も思わず叫んだ。彼女たちもやはり奇数拍でしかアクセントがとれないようだった。

よく前ノリ、後ノリと言うが、それはひょっとしたらリズムのアクセントが奇数拍か偶数拍かに左右されているのかもしれない。裏のリズムがないのにカッコつけて後ノリで歌おうとすると、昔のヒット曲をこねくり回して歌う元人気歌手とか、SMAPの両K氏とか、学生時代の僕とかのように、グルーヴのない変な後ノリになってしまうのではないだろうか。

*   *   *

個々のパートがそこそこ上手くても、グルーヴが感じられない演奏もある。それは往々にして、それぞれのパートが自分の役目だけを考えている場合に起こるような気がする。演奏に対する目的意識と責任感。プロはたぶんメンバー全員が完成形をイメージしながら音を作っていて、だから意見が対立したりもする。アマチュアはバンマス以外、他のパートにあまり口出ししないことが多い。自分のパートで精一杯だったり、他のパートのことがよくわからなかったり。

自分のセリフだけ覚えても掛け合いの芝居ができないのと同じで、自分のパートだけ上手く弾いても音楽は完成しない。他の音とどうやって融合させればめざす音楽ができあがるのか。それを感じ、考えるには、そうとうな勉強が必要だろうし、明確なビジョンを持たなくてはならないし、とても大変だと思う。でも他のパートを含めた全体の音を追及する意識をなくしては、本当のグルーヴというものは出てこないような気がする。

*   *   *

もうひとつは、ものすごく抽象的な言い方だけど「楽器が歌ってるかどうか」。楽器というのは、技術が必要だし、リフは身につけなきゃいけないし、暗譜もしなくちゃいけないし、本当に大変なパートだ。ややもすると音階とかリズムとかにとらわれてしまうけど、それだけじゃ音が弾まない。

言いかえれば、弾きながら歌ってるかどうか。歌いながら弾いてるかどうか。あくまでクールに淡々と刻むグルーヴもあるけど、あれだって歌いながら弾かないと単調なものになってしまうと思う。鼻歌気分というと軽すぎるだろうか。ふつふつと湧き上がる高揚感を楽器にぶつけるのが、演奏をするということであり、そこからグルーヴが生まれるのではないかと。

*   *   *

グルーヴの感じ方は人それぞれで正解などないと思うけど、僕がグルーヴ的なものを感じるのはそんな要素が含まれている音楽だ。とりまとめると、よく勉強して、完成形をイメージして、他のパートを聴いて、高揚感をぶつけて、楽しく、裏のリズムを感じながら演奏する、ということかな? なんかものすごーく難しいことを言っているような気がする。そう考えると、プロってやっぱ大変なんだな?。

おけん --

特に深い考えも無く書いた内容に反応していただいてありがとうございました(笑

ホントにグルーヴっていう言葉は奥が深すぎて使うこと自体躊躇してしまうことが多いんですが、このブログを読ませていただいていろいろ考えさせられました。
基本的にドラム・ベース以外のパートの人ってこの辺のこと意識してる人が少ないのと、ドラム・ベースのパートの人自身がそのことを特に気にもしてないことが多いような気がします。
全員が同じ方向を向いているバンドってやっぱりグルーヴしてますもんね。


って。。。まぁ僕自身はっきりいって全然なんですが(汗


snappi --

こちらこそ勝手な反応で恐縮です。>おけんさん
深い考えなくグルーヴの話題って(笑)
実はとても深ーく考えておられることとお察しします。

バンドが同じ方向向くのってホント難しいですよね。
「気軽に楽しけりゃいいじゃん」という人がひとりいたら、
それ以上深く突っ込めないですしね。
メンバーが一体になってグルーヴを感じられた瞬間にこそ、
バンドの楽しさがあるような気もするんですが・・・難しいですね。


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この記事に対するコメント

特に深い考えも無く書いた内容に反応していただいてありがとうございました(笑

ホントにグルーヴっていう言葉は奥が深すぎて使うこと自体躊躇してしまうことが多いんですが、このブログを読ませていただいていろいろ考えさせられました。
基本的にドラム・ベース以外のパートの人ってこの辺のこと意識してる人が少ないのと、ドラム・ベースのパートの人自身がそのことを特に気にもしてないことが多いような気がします。
全員が同じ方向を向いているバンドってやっぱりグルーヴしてますもんね。


って。。。まぁ僕自身はっきりいって全然なんですが(汗
【2007/04/21 15:18】 URL | おけん #TGUA/WCk [編集]


こちらこそ勝手な反応で恐縮です。>おけんさん
深い考えなくグルーヴの話題って(笑)
実はとても深ーく考えておられることとお察しします。

バンドが同じ方向向くのってホント難しいですよね。
「気軽に楽しけりゃいいじゃん」という人がひとりいたら、
それ以上深く突っ込めないですしね。
メンバーが一体になってグルーヴを感じられた瞬間にこそ、
バンドの楽しさがあるような気もするんですが・・・難しいですね。
【2007/04/22 08:55】 URL | snappi #I4DUBegY [編集]

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